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aderin一家の暴走NBA現地観戦記録。

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Mamba Day 2016.4.13 vol.1~試合前~

コービーブライアント、
現役最後の日がついにやってきた。

LAは快晴。
この上なく晴れ渡ったカリフォルニアの青い空。
Tシャツ1枚でも少し歩くと汗ばむほどの陽気に、強い日差し。
清々しいという言葉がぴったりの、そんな朝だった。

ホテルでグラノーラバーをかじり、昨夜の残りのサラダを少しと
派手な色合いのビタミンジュースを飲み、現地の様子見にステープルへ向かう。
道行く人々(アジア系の、言葉を聞いている限りは中国人が多かったと思う)がKOBE COLLECTIONとロゴの入った
白いショッピングバッグを持っていて、少し気持ちが焦る。
Nike Vault(アリーナ併設のNikeショップ)やTEAM LAで朝一番で限定商品の販売でもあったのだろうか?と歩く速度が知らぬ間に早くなっていた。

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到着すると、Nike Vaultは昨日まではかかってなかった垂れ幕が建物全体を覆っていて、
それを遠くから見ているだけで
ああ、本当に今日で最後なんだ…という気持ちが湧きあがってきた。

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#ThankYouKobe というハッシュタグのついた垂れ幕。

IMG_4847nn.jpg

Nike Vaultはまだ開店しておらず、かわりにTEAM LAの中がすでにものすごい数の客でごった返しており、
ショップから吐き出されてくる客の手には先ほどから見かけた白いショッピングバッグが下げられていた。
せかされるようにショップに入る。
店内は、いつものTEAM LAとはまったく違う世界だった。

入口から入ったすぐ左横の壁には、「24」という数字の150cm大ほどのモニュメントがライトアップして飾られており、
何人かが行列を作ってかわるがわる記念撮影していた。
商品のディスプレイもいつもとは全然雰囲気が違う。
おそらく今日のために作られた、コービーの記念グッズ「しか」置かれていなかったのだ。
Tシャツも、帽子も、ジャケットも、ジャージも、すべてコービーの20年の軌跡へのトリビュートメモリアルグッズ。
開店してから1時間もたっていなかったと思うが
すでにサイズがないものや、売り切れた空間がぽっかり空いている箇所もあった。

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革製のラグジュアリーなボックス入りの
記念キャップ。
お値段は…覚えてない…見てもいないかも…

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コービーの軌跡をたどった各種Tシャツ。
オールスター出場記念Tシャツや、背番号のついたTシャツ。
Tシャツ前身頃の左下にタグのようなデザインのプリントがされており、
そこにその日その時そのシーズンのコービーが樹立したスタッツや記録が刻まれている。

IMG_4864nn.jpg

一番人だかりができていたのがこのキャップの棚。
値段は$70~400くらいまでまちまちだったが、ほとんどがスナップバックではないサイズ固定の仕様だったので
あれこれかぶっては「ない!ない!」と探している人が多かった。
ジャージなどでもよくある事象だが、ちょうどいいサイズのものに人気が集中し、私がかぶっても小さいと思うようなものから
もう一人ぶん頭が入るのでは?と思うくらいぶかぶかのものは数が残っていたが
確かにちょうどいいものがなかなか見つからなかったので、みんな自分のサイズが見つかると早々に確保して店内を持ち歩いていた。
朝の時点でこの状態だったのだが、その後在庫が出て来たりしてたのかなぁ…(午後はTEAM LAに足を踏み入れるチャンスがなかったので確認できず。)
結局「81」のスワロフスキーが入ったキャップをひとつ購入した。
(ものすごく凝った仕様なので、この観戦記を書き終えたら観戦後記か何かに画像をアップするつもり)

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優勝した時や、メモリアルな日のロサンゼルスタイムズを額装したもの。

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各種コービーTシャツ。

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優勝当時のデザインをアレンジしたTシャツ。

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いったい誰が買うのかなと思うくらい派手な革ジャン。ゴールドスタインさんなら買って着るかもしれない。(笑)
腕にはコービーの記録がパッチになってずらりとつけられている仕様。
ちょっと羽織ってみればよかった。

どのグッズもプレミア価格なのかそれなりに高価なので、自分なりに厳選に厳選を重ねてレジに持っていったところ、
合計金額が大きすぎ($500弱だったと思う)てクレジットカードが使用停止に。まただよ。
サンアントニオでもやられたし、日本でも高価な買い物をした時に数回。
「電話して使用停止解除してもらうからちょっとキープしておいてもらえないか?」と訊いてみたがダメらしい。
なけなしの現金で(2万円くらいしか両替しなかったので本当にわずかしか持っていなかった)
キャップをひとつだけ買い、店を出て、カードの裏に記載されている電話番号にかたっぱしから電話。
音声案内だったり、夜間のため営業時間外と言われたり…冷や汗をかきながらあちこちに電話したのだが埒が明かず、
携帯で検索したりした中で「24時間受け付けカード盗難受付ダイヤル」というのを見つけ、そこに電話して、
使用停止解除の係に取り次いでもらった。
海外にいる時に使用停止になったらどれだけ大変かとぐちぐち文句を垂れながら、
少なくともLAにいる間は使用停止措置が発動しないように手続きしてもらった。これで買い物し放題♪(←危険)
店に戻って、先ほど買おうとしたものや(帽子が売り切れていた)新しいグッズも追加して買い物し直しましたとも。
キャップを先にひとつ買ったせいで、手持ちの現金が本当にさみしくなってしまった。
翌日はシャトルバンで空港まで行こうと思っていたので、最低でもチップも考えて$20の現金は残しておかねばならぬ。
昼食、夕食も食べなくてはならないし、予備も少しは必要ということで、どんなに少なく見積もっても$40~50程度は欲しかったのだが、小銭をかき集めて何とかギリギリそれくらいの保有現金になってしまった。
とほほ…

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買い物を済ませ、外に出ると、ステープルズセンターの外壁がぐるりとコービーでデコレーションされていたので
それらを携帯で写真におさめ、街中でWIFIが強いところを探してツイートする。
少しでも日本にいるコービーファンたちに、この、コービー最後の日の空気を感じてもらいたかった。

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どこにも、かしこにも、#ThankYouKobe のハッシュタグ。

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どのコービーもきっと、往年のレイカーズファンには
「ああ、あの時のあれだね」と言う有名なシーンに違いない。
そして私にとっては、どのコービーも、私の知らないコービーだった。
何故そんな自分が、今日というこの日に、こんなところまで一人で来ているのか、自分でもさっぱりわからなかった。
でも来てしまった。
最後のコービーを、見届けるために。

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Nike Vaultの店のウィンドウにはLOVE HATEと描かれていた。

"Always Love the Hate"(いつも憎まれることこそを愛せ)

大勢のファンに愛され、それと同じくらい、いやもしかしたらその数十倍数百倍も
敵のファンたちや対戦相手から憎まれてきたコービーブライアントという選手に
これほどふさわしいコピーはないと思ったら、
ウィンドウを見ているだけで涙が出てきた。

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事前にイベント申込みをしておくと、午前中のNikeが開催するイベントに入れて
このポスターなどももらえたようだったが(試合後にNike Vaultに行けばもらえたみたいです。行列ができていて、面倒なので並ばなかった。クールなポスターなのでちょっと残念。)そんな情報は知らなかったので、イベントに参加できず。

画像 002n

ステープルズセンターとLA LIVEの間の道はすでに車両は進入禁止になっており(試合の前はいつも歩行者天国になっている)
着々と、コービー最終戦のイベントの準備が進められていた。
帰路途中でNBA選手にも(大好きなCourtney Leeも大のお気に入り)人気のCHIPOTLE(チポーレ)があったので
昼食を軽くとって、最終戦に備えてひと休みしにホテルに戻った。
実はその前の週から、ずっと体調が思わしくなく、この日は微熱と頭痛と腹痛で、歩いているうちにかなり気分が悪くなっていた。
どんな試合になるのかはわからないが、少しでも体調を整えて臨みたかった。

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這うようにホテルに戻り、薬を飲んで、仮眠をとって目が覚めたらもう夕方。
nageさんから「そろそろ帰ります」とDMが来て慌ててホテルを出る。
nageさんは午後から最終戦イベントに参加しにLA LIVEに来てらしたのだが、試合はご自宅で観戦するとのことで
帰宅する時間が迫っていた。本当は、日本から来てらしたほかのコービーファンの方々とお会いして、
わいわいコービー最終戦の雰囲気を一緒に楽しみたかったが、体調が悪く叶わず。
日本から少しお土産を持ってきていたので、それを抱え、午前中に買ったキャップとレプリカのジャージを着て
アリーナに向かった。
(nageさんとWさんとお会いできました。マジックジョンソンの像の前で待ち合わせしたよ!←何かいいよね、これ
本や日本酒などのお土産を渡して、二言三言慌ただしく会話して、すぐお別れしました。)

画像 003n

LA LIVEに到着する前から、目の前に広がる景色は、午前中のそれとはまったく様相を異にしていた。
すすす、すごい人…
見渡す限り、コービーコービーコービーコービー…

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視界に見える、ありとあらゆる人々、男も女も老いも若きも、どんな人種も、白人も黒人もヒスパニックも東洋人も、
コービーのアパレルを着用した人々で道路がぎっしりと埋め尽くされていた。

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前を見ても、後ろを見ても、コービー。

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右を見ても、コービーコービー。

IMG_4929nn.jpg

左を見ても、コービーコービーコービーコービー。

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皆、思い思いのコービーに身を包み
ここにいるすべての人が、コービーのことを思って集まっている。
圧倒されるくらいの喧噪だった。

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さまざまなイベントやブースが出されていて、一番人気はおそらくこれだと思う。
コービーが獲得した5つの優勝トロフィー(たぶんレプリカ?)の展示と記念撮影。
長蛇の列ができていたが
みんなコービーがいつかやっていたように、腕を大きく広げ、抱え込むようにして写真を撮っていた。

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行列はこーーーーんな感じ。行列の後ろから見たら、前に何が展示されているのかもわからないような状態。
いったい何時間くらいかかるかわからないので優勝トロフィーとの撮影は諦めた。

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LA LIVEに設置された寄せ書き。
奥のビッグスクリーンでは、コービーの20年間のハイライト映像が途切れることなく流されていた。
みんな思い思いの言葉を書き込む。
私も前日にスーパーで買ったSharpieの金色のペンでメッセージを書き込んだ。
ペンを持っていない人が「その金色のペン、貸してくれる?」と言ってきたので
どうぞ、とひとたび貸すと、その後数人が「金色いいね、私(僕)にも貸して!」と
私にペンを借りる人たちの小さな列ができていたという(笑)
君たち、ペンくらいちゃんと持っときなさい!

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高さ5mほどのコービーのフワフワ。
バルーンのアーチもパープル&ゴールドのレイカーズカラー。

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11月の観戦時に入ったスポーツ観戦のできるピザ屋の前も黒山の人だかり。
もう食事どころではない。とにかくコービーに視界が埋め尽くされていた。

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レイカーズカラーのミニフープがあったり

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Laker Girlsのサイン会も開催されていた。
他には(有料か無料か不明)頬や腕にレイカーズのボディペイントをしてくれるブースなどもあった。

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アリーナ脇にも寄せ書きのコーナーがあったのでこちらにも爪痕を残す。

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「ずっとレイカーでいてくれてありがとうコービー!!!」

あえて日本語で書いた。
少し下ほうに「from Japanありがとうコービー」という日本語のメッセージも見える。
私が知っている以外にも、何人もの日本人がここを訪れているのだろうなと思った。
寄せ書きを観察すると、
本当に世界中から、今日のためにここに来た人がたくさんいるのだと痛感した。

私もその中の一人だ。幸運なことに。

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ちょっと古びたデコレーションもあった。

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フワフワのフープもレイカーカラー。

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午前中はLA LIVE側のほうの壁面しか見ていなかったので、
ステープルズセンターをぐるりと一周することにする。
選手通用口のところでちょっとだけ他のファンにまじって入り待ちもしてみた。
MWPの車が中に吸い込まれていき、ジニーバズが徒歩で通り過ぎて行った。

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Figueroa Street のほうからぐるりとまわりこんでいくと、少し先にたくさんのファンが集まっていた。
車からひときわ大きな人物が、ちょうど降りてきたところだった。

レジェンドはほとんどわからない私ですら、この人物はさすがに知っている。

マジック・ジョンソンだ。

心臓がどきんと跳ねる。

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マジックだ!マジックだ!と思いながら行けるところまで近づいてみた。
マジックはファンに取り囲まれていて、サインやツーショットを求められていた。

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マジックは前方をファンにふさがれていて、押し合いへし合い状態で全然前に進めない。
何故か真横からのアプローチはほとんど障壁がなく、
あっという間に

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マジックの目の前まで行けてしまった。
最接近50cm~1mってとこか。
セキュリティ大丈夫?って心の中でツッコミながら、
携帯でぱしゃり。

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ふと横を見ると他にも何人かひときわ大きな人たちが(笑)。

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「オレスグラン!グラン!」と呼ばれていた人もいたので、
思わずどさくさまぎれで手を伸ばしたら
手を取って握手してくれた。
太陽のような、こぼれるような笑顔。
きゃーーーーー!ステキーーーー!でも、誰だこの人~~~~~~~!!??
まわりのファンが色めきだっているので、結構有名な元レイカーだと思うのだが、
いかんせん誰だかさっぱりわからないので画像をあげてツイッターのみなさんに訊いてみたところ
「ホーレスグラント」という答えが速攻で返ってきた。
(ハリーさん、すみこさん、他の方々もほんとうにありがとうございます。)
名前だけは知ってる!(笑)
PHIのジェレミーグラントとNYKのジュリアングラントの叔父さんかお父さんかどっちか!(叔父さんのほうでした。)
現役時代はゴーグルをかけていたのと、
ジェレミーやジュリアンのお父さんのほうのハーベイグラントとは双子の兄弟なので、
顔だけ見てもどちらかはわからないけど、元レイカーだろうからホーレスのほうだろうということらしい。
本当に知らないのに握手なんかしてゴメンナサイ…って感じだ。
でも、甥っ子たちはよく知ってるし、二人ともめっちゃ好きで応援してるから、すごくうれしかった。

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ホーレスとは最接近、ここまで。
間に誰もいない状態までスルスルスル~~~~~ッと近寄れた。
すごくかっこよかった。大きかった。分厚かった。

画像 006n

ホーレスは入口でセキュリティチェックを受け、
小さな通用口のような入口からステープルズの中に入っていったので
私も急いで外壁のコービーのデコレーションを見て、入場の行列に並ぶことにした。
そろそろ開場の時間が迫っていたからだ。

画像 011n

Figueroa St.沿いの壁面。
優勝した時のドラマチックさが伝わってくる、本当にいいシーンが選択されている。

画像 009n

Figueroa St.とChick Hearn Ctとの交差点のあたりからみえる、
おそらく一番のメインビジュアルだと思われる壁面。
手を振るコービー。
今日の日に、これほどふさわしい写真はおそらくないろう。

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入口のほうにアプローチすると入場を待つファンで前に進むこともできないほどだった。
コービーの出身高校のLower Merion高校のユニフォームを着ているファンもちらほら見かけた。
オールスターのジャージ、クリスマスジャージ、8番のジャージ、24番のジャージ…本当にたくさんのファンが
思い思いのユニフォームやTシャツを着て開場を待っていた。

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この日のチケットは、Ticketmasterなどいくつかのサイトを比較して、Stubhubで購入した。
引退を発表した日にすぐにサイトを見たとき既にチケットが高騰しており、
少し逡巡し、何人かの人に相談し、(一応家族にも「一緒に行く?」と訊いたり。息子には学校も部活もあるから無理と言われた)
ようやく単身での渡米を決意した3日後に再度見た時には、引退発表の日には「これくらいなら出せる」という自分の予算内で
1階席がまた残っていたのがきれいさっぱりなくなっていた。
いつも観戦チケットを購入する時に困るのが一人だと選択肢がとても限られてくることだ。
アメリカでは基本的に2人単位で行動するようで、チケットはほとんど偶数枚単位での発売になる。
このままどんどん上がることはないだろうとは思ったものの、早くチケットをおさえてしまいたかったので、
数日前は1階席のチケットが買えたその価格で
2階席の、レイカーズベンチの上あたりのチケットを1枚購入した。
しかも2階席の中でも一番後ろの席しか取れなかった。

その三日間で少し悩んだわけは、金銭的な問題や、休暇が取れるのか、という物理的な問題の他にも
いくつか問題点、懸念点があったからだ。
ひとつは

「4/13のユタ・ジャズ戦が本当に今季のレイカーズの最終戦になるのか。」

ということ。
当時まだ12月がはじまったばかりで、すでにプレイオフにレイカーズが出場しないであろう、と想像することは
正直辛かった。
まだ開幕してからたったひと月で、既に負けが込んではいたが、まだまだ分からない状況ではあった。
コービーが今季をラストシーズンと決めたことで、全盛期のような輝きを取り戻すかもしれない。
昨季クラークソンがシーズン後半に開花したように、
ルーキーのディアンジェロやラリーナンスやアンソニーブラウンやマルセロ(ベテランだけど)が開花するかもしれない。
新加入のバスも、ロイも、ルーもみんないい選手だし、タリークもまだまだ伸びしろだらけの発展途上の選手だ。
ニックヤングがスワッグに戻ってくれるかもしれないし、いやいやサクレやケリーだってわからない。
NBAは本当に才能のある選手ばかりのリーグだから、何が起こってもおかしくない。
そのことは理解した上で、
「少なくとも、レギュラーシーズンのホーム最終戦、であることは間違いない」と自分の中で納得できた。

そして、もうひとつ。
一度でもコービーの最終戦に「行こうか」「行くまいか」と考えたことがある方なら
きっとわかってもらえると思う。

「最終戦でコービーはプレーできるのか」

ということだ。
過去2シーズンのコービーの身体の状態を考えると、これこそが最も懸念することだった。
だからこそ、シーズン序盤に観戦することを決めたのだ。コービーがプレーできているうちに、観戦に行こうと。
ただ、妙な確信もあった。
引退を発表したコービーは、何とかしようと最大限の努力をするだろうと。
私自身も、覚悟が固まっていた。
たとえ今季、道半ばでコービーが怪我をしてしまっても、それでもいい。
松葉杖だろうが、車椅子だろうが、どのような姿だろうが、
コービーはきっと最終戦にステープルズセンターに現れるだろう。
世界中のファンに、ひと言伝えに、アリーナに現れるだろう。
たとえプレーはできなくても、現役最後のコービーブライアントを見られるだけでいいと。

コービーの引退宣言を聞いたその瞬間から
ほんとうは迷ってなどいなかった。
ただ、迷うフリをするという手続きを踏んだだけだった。
前回の観戦時のマブス戦でボロボロになりながらあがいているコービーを目の当りにして、
レイカーズが無残な負け方をし、一人で泣きながらホテルに帰ったあの夜道で、
たぶんもう一度、来ると決めていたのだと思う。

IMG_5046nn.jpg

私の席はPR2というレベルで、普通のお客さんとは違う
少し特別な入口からの入場。
何が特別なのかはよくわからないし、それだからと言ってまわりの席より価格が高いわけでもなかったのだが、
その特別なエントランスからの入場となった。
TEAM LAの脇の小さな扉から入ると、シックな落ち着いた内装のドアウェイがあり、
いつもと同じセキュリティチェックを済ませると(セキュリティスタッフの物腰がかなりやわらかい印象だった)
光沢加工の豪華な記念パンフレットと、チケットホルダーを手渡された。
ステキ!すっごいうれしい!

IMG_5067nn.jpg

脇にLakers Magazineが積み上げられていたので、
コービー引退記念号だと思って「いくらでしたっけ?」と訊くとFreeだという。
「何冊かもらっていい?」と訊くと何冊でもどうぞ!と言われたので
遠慮せず(いや、でも少し遠慮して)3冊もらってきた。
扉から入るとすぐ右にいきなり2階に繋がるエスカレーターがあり、一般客が入ってこれない
1階席と2階席の間のようなフロアーに直通していた。
エスカレーターを降りると、右手にブッフェのようなコーナーがあり、既に華やかな雰囲気の人々が食事をしているところだった。
どこに行っていいかわからずスタッフに訊くと、自席への行き方を教えてくれた。
普通のコンコースとは違う、シックな空間。
赤い壁に、毛足の長い絨毯。間接照明のようなもので照らされているので通路が暗め。
特別な気分になる。
探検したいのはやまやまだったが、まずはアリーナの中へ足を踏み入れた。

IMG_5072-(1)nn.jpg

ここが今日の舞台だ。いや、戦場だ。

IMG_5065nn.jpg

入口のセキュリティスタッフと短い挨拶を交わし、自席に行くと
この試合のためにしつらえられた
黒地に金色でLOVEという文字の入ったTシャツが、すべての席にかけられていた。
ていねいに畳んでカバンの中にしまう。
自席に座るとすぐに別のスタッフが、メニューを持ってやってきた。

「私があなたの係です。何かオーダーは?」

と訊かれたが、「今はいいです、ありがとう。後で呼びますね」と一旦断る。
まだ何かを食べたり、飲んだりする気分でもなかった。
(というか、この席がそういう席だとは知らなかったのでビックリした。)
(手持ちの現金も少ないし…笑←後でカードが使えるとわかりました。オーダーを「ツケ」ておいて、試合終盤にクレジットカードで精算するシステム)

画像 012n

コートには、数人の選手たちが出てきて個人練習をしており、
一見いつもと変わらないレイカーズのホームゲームのようだったが
コートサイドを陣取っている
ものすごい数の報道陣たちが
試合の特別さを物語っていた。

コービー、現役最後の試合の
ティップオフまで、あと1時間半。
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  1. 2016/05/04(水) 21:50:02|
  2. Mamba Day
  3. | コメント:0
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Author:adelinX
NBA観戦歴4年目のひよこNBAファンaderinです。
NBA現地観戦記録を記していきますので不定期更新。
全30チームのアリーナを制覇するのが夢、現在8アリーナ16チーム16試合観戦済!
#MambaDay にコービー現役最終戦を観戦しました。
ブログタイトルはRoad To NBAの略です。

※写真はすべて管理人aderinがコンデジや携帯で撮影した画像となっております。著作権は放棄しておりませんので、二次使用はお控ください。
管理人が撮影したものでないものなどは脚注などで補足するようにします。

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